しみずあたたかをふくむ

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落ち着かない状況で迎えた令和6年。

今回の地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災された方々にお悔やみとお見舞い申し上げます。一日でも早く日常を取り戻していただけるよう、私自身人並の事しかできませんが、小さなことでも協力していきたいと思います。


暖冬の影響か比較的暖かい日が続いて、昨年末の30日に釣り納めをしようと出掛けましたが、多くの釣り人で賑わっていたので釣りはせずポイントだけ車で回って帰宅しました。そのため今回は久しぶりの釣行になります。

新年最初の釣行になりますが冬の寒さが微妙に厳しく、魚の反応は良くないと思うので広く探らずピンを狙って様子を見たいと思います。

午前10時、にわか雪が止んだタイミングで実釣開始。
気温1℃で水温7℃、全体的にコンディションは悪くありません。流れの速い場所でシャローから底波を辿り静かに水深のある場所に70mmのヘビーシンキングミノーを差し込んでいきます。沈んでいる岩を丁寧に探って様子を見ます。一時間ほど丁寧に探ってみましたが反応なし。

最初の場所から少し釣り下って、流れの中のエグレに沈んでいる岩があります。目視はできませんが、ロッドを伝って岩に当たる水流の変化が感じ取れます。今回の本命としていたポイントで今日は絶妙な押しの流れが当たっていて良い雰囲気です。その場所をしばらく探ってみますが反応がありません。普段ならこのタイミングでアクションの幅を持たせるためミディアムディープのフローティングミノーに交換することが多いのですが、今回は差し込む釣りに徹してヘビーシンキングミノーで釣り続けます。

ルアーを70mmから63mmに交換。交換によってシンクレートが変化したので深場に差し込める流れを探し直します。数投して流れを捕まえ、ゆっくりと差し込み流下させます。しばらく丁寧に探っていると沈んでいる岩の下流側をルアーが通過してターン、手前にスライドした瞬間、ルアーの動きが抑え込まれました。重くなっただけで動きません。とりあえずアワセを入れたらゆっくりとドラグが出ていきます。首振りは感じません。

今回新しいロッドで臨み、普段使っているロッドより張りが強めでラインも太めなのでドラグ設定も強めです。そのドラグが止まらないので少し下って距離を詰めます。

なんとかドラグを止めて寄せることに成功しゆっくりと浮かせます。浮き上がってきたのは鼻が曲がった恐らく70センチを超えているであろうオスのブラウンです。最後手前まで寄せてネットを背中から外し、ランディング態勢に入ろうかと思ったその時、強烈なローリングで掛かっていたテールフックのスプリットリングが開いてフックオフ。魚は流れに戻って行きました。横着して純正番手のスプリットリングをそのまま使用したのが原因です。久しぶりの70アップと思われる魚だったので残念でした。

時刻は午後1時、良い魚をバラして気力が抜けたので一旦休憩を取ります。

昼食を食べて少し気力が戻って来ました。バラしてしまったことは残念でしたが、まぁまぁ厳しいコンディションで魚に喰わせた事をプラスに考え、ルアーのスプリットリングを交換。番手をひとつ上げて次に臨みます。

たっぷりと休憩を取り(スプリットリングの交換が多くて大変でした笑)時刻は午後3時、冬の夕方は一気に寒さが増して来ます。

次のポイントに到着、風が吹いてきて
正直雰囲気は良くありませんが要所だけ探ってみます。寒いですが、流れの速い瀬に63mmのヘビーシンキングミノーを差し込んで反応を待ちます。しばらく釣り下っていると比較的大きなスリットが2つ見えてきます。このポイントの本命です。まず一つ目のスリットにクロスで差し込み、ボトムを取ったらラインを揺らす程度のトゥイッチを加えて誘います。流芯と合流する緩流帯でターンさせて喰わせる予定です。しばらく探ってみましたが反応はありません。見切ります。

少し下って二つ目のスリットにミノーを同じくクロスで差し込んでボトムを取った後、同じようにラインを揺らす程度のトゥイッチで誘います。探り始めて数投、ルアーがターンして手前にスライドした瞬間、ルアーが抑え込まれました。また動きません。最初少し魚信を感じたのでとりあえずアワセを入れます。昼過ぎに掛けた魚と同じような動きで少しずつドラグが出ていきます。このタイミングで追いアワセを入れます。首振りは感じません。ゆっくり一定の速度でドラグが出ていく感覚です。まぁまぁ良いサイズみたいですが、走らないのでレインボートラウト以外の魚であることはわかります。ブラウンかそれとも鯉か・・・。岩に絡んでいる感覚があるので、無理に引っ張らずに少し下って岩をかわし、流芯付近で喰って来たので流れの中を寄せてきます。スプリットリングは交換したので心配ありませんがフックが細軸で新しいロッドの張りに耐えられるかわかりません。慎重に寄せます。

なんとか手前まで寄せてランディング。65センチのオスブラウンでした。70センチには足りませんが良い魚です。

手早く撮影してリリースします。

今季の殖産でなかなか60アップが釣れずに正直諦めていたところもありました。この時期にありがたい一尾になったと同時に様々な気持ちが救われる思いです。ありがとうございました。

これから最も寒い時期に突入します。反応を得ること自体厳しいコンディションになると思いますが、考えうる限りの方法で臨んでいきたいと思います。

水温:7度
気温:-5~2

信州新町の犀川殖産漁協犀川本流を探索

Rod : ジャッカル ティモン T-CONNECTION STREAM TS-S77ML+
Reel : シマノ 19ヴァンキッシュ C3000MHG 
Lure : ジップベイツ リッジフラット50S
Lure : ジャッカル ティモン トリコロール流芯 63HW/70HW 
Line : デュエル アーマードF+Pro ロックフィッシュ 0.6号
Leader : ダイヤフィッシング ジョイナーボスメントⅡ 1.7号
Hook : オーナーばり カルティバ SBL-55M #6 #4