秋立つ

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今年は連日酷暑が続き、秋の入口を見失っているようです。
そんな中で昼間は相変わらずですが、最近少しずつ朝晩の気温が下がり始めたような気がします。

雨が降らず連日の酷暑、周辺河川は渇水が進み、魚たちにとって極めて厳しいコンディション。釣果は落ちるかもしれませんが、プレッシャーを与えないよう最小限のポイント攻略に留めて、秋の足音を聞きに渓流を歩いてみました。

少し林道を歩いて入渓です。秋の入り口で野生動物も活発に動いているようです。入渓点迄でも複数野生動物の痕跡が見て取れます。気を付けながら遡行していきます。
しばらく降雨がなく、当然渓流はかなりの渇水状態、人的プレッシャーはそれほど無いようですがとにかく水位的プレッシャーが極限状態です。着水点、トレースコース、アクションを少しでも間違えると一瞬で見切られてしまいます。

56mmのシンキングミノーから始めましたがサイズ感とシンクレートが微妙に合わず、45mmのフラットサイドシンキングミノーに交換、小さいながらややフラッシング強めなアクションなので、あまりローリングさせないように細かなシェイキングでアクションを殺してアピールし過ぎないようルアーをコントロール、流れに馴染ませると流れから少し離れたところで喰ってくれました。

20センチ半ばほどで大きくはありませんが少し色が出た美しいアマゴです。これから季節の深まりとともにより色濃く表れてくると思います。

今年の産卵に参加するであろう魚をリリースしてまたゆっくりと遡行していきます。厳しいコンディションでしたが、なんとか状況確認はできました。

その後も遡行を続けます。
状況が悪いなりに反応はありますが、極めてナーバスな状況であることがわかります。時折魚が掛かってきますが、痩せている魚が目立ちます。雨が降らず流下物が少ない状況では、当然コンディションはイマイチです。
退渓点迄で4尾のアマゴを追加して終了です。久しぶりに厳しい釣行になりましたが、個人的に難しい状況は大歓迎ですので十分楽しむことが出来ました。

とにかく雨が欲しいですね。産卵に向けてコンディションを上げてほしいので、これから雨が降って状況が上向いてくれたら嬉しく思います。

水温:17度
気温:18~29度
釣果:アマゴ5
尾 

Rod : テンリュウ レイズ スペクトラ RZS51LL
Reel : シマノ 19ヴァンキッシュ C2500SHG 
Lure : ジップベイツ リッジ56S リッジフラット50S/45S
Line : デュエル アーマードF+Pro ロックフィッシュ 0.6号
Leader :クレハ シーガー グランドマックス 1.5号
Hook : オーナーばり カルティバ SBL-55M #6 #8