冬の恒例行事

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季節は進み、周辺の渓流が禁漁となって早くも1ヶ月が経過しました。
冬季の恒例となっています犀川殖産釣行です。今年は夏に数回釣行しましたが私の手に負える状態ではありませんでした。連日の大雨で難しいコンディションでした・・・。

さて話は戻ります。11日、12日の2日間でしたが水位が安定の減水傾向でしたので、久しぶりに犀川の流れに浸かって来ました。

初日、朝の気温は1℃で水温は9℃ほど、気温は低いですが魚の活性に影響するような水温ではありません。ブラウンなら喜んで飛び出してきそうな水温です。
冬の定番ポイント、ひらきのトロ場から始めます。水色が午前6時半の時点ではクリアでしたのでルアーはナチュラル系カラーの60mmファストシンキングミノーで流していきます。

昨年と比べて地形が変わっています。魚の付き場も変わっていることでしょう。無反応です。午前9時を過ぎると上流で工事が始まり水が濁ってきます。工事区間より下流は諦め、上流のポイントに移動です。

上流は比較的クリアな水質、いつもの犀川という感じのやや濁りです。笹濁りとは違うやや濁りです。気温が上がって来たので70mmのシャローシンキングミノーに変更、瀬を中心に攻めていきます。
瀬肩上流側へキャスト後、少し沈めて流れに馴染ませリフト&フォールさせながら瀬肩を攻めます。数投後早速反応がありました。上流側に喰い上げるアタリ、ギラつく魚体を確認しロッドに首を振る感触があった後、一瞬で軽くなってしまいました。その後はアタリ無く初日は釣果0で終了。

2日目、早朝より下流部の瀬肩~瀬尻を中心に釣りを組み立て、昨日より水位が若干低く水流のヨレが出来た場所も流れに任せ攻めていきます。しばらくすると太陽が顔をのぞかせて来ました。水温は昨日より高い10℃。水色は工事時間まではクリアな下流域です。早朝から良さげなポイントを攻めますが無反応です。結局、朝イチは無反応のまま終了。工事が始まり濁りが増してきました。

上流にポイント移動のついでに工事区間近く、下流側のポイントにダメ元で入って見ました。濁りは強く太陽光が射しても水中の様子は確認できません。とにかく攻めて見ます。
水温がまだ10℃を超えていて、冬という雰囲気ではないのでルアーカラーはチャート系やピンク系は選択せず、東北地方の濁りが入った河川のサクラマスで実績のあるフラッシング系カラーを選択。一瞬の輝きが濁った水でもアピールしてくれるはずです。
水深のあるポイントは捨ててシャローエリアを中心に激しい連続トゥイッチで攻めて見ます。流芯付近にキャスト、トゥイッチを加えながら緩流帯付近に定位していると思われる魚にアピールします。日陰の瀬に差し掛かり魚が反応しはじめます。瀬肩で最初の1本。放流魚そのものでしたが嬉しい1尾目です。少し釣り下ると瀬の中頃で連続ヒット、足元の岩の隙間から飛び出してきた魚も居てピックアップ直前でヒット、流芯に向かって行こうとしますがその魚も放流魚でした。

このポイントに魚が溜まって居たようでラインチェック等の休憩を挟み、2回ほど流してみましたが8尾の魚が喰って来ました。すべて放流魚の風貌でしたがありがたい釣果です。

その後も少し下流で例年良く魚の溜まる、瀬のポイントも攻めて3尾を追加このポイントは地形変化が少なく例年通りの雰囲気でした。濁りが入って瀬の魚が反応しやすくなっていたようです。

気温は16℃前後まで上がり冬を感じない陽気でしたが日没時間は季節通りで午後4時過ぎには日が暮れて来ました。
初日は厳しい内容でしたがなんとか2日目は魚の顔を見ることが出来ました。
欲を言えば、大きめのブラウンや虹鱒に出逢いたかったですが、それはまた次回狙って見ようと思います。

久しぶりの本流でしたが岩がヌルヌルしていて本流だなぁと変なところで実感した釣行でした。

水温9-13度
気温1-18度
信州新町の犀川殖産漁協犀川本流を探索
釣果:放流ニジマス11尾

Rod : UFMウエダ STS-710si
Reel : シマノ 19ヴァンキッシュ C3000MHG
Lure : ジップベイツ リッジ 70S 56S リッジフラット60S
Line : ラパラ ラピズムモノ 4lb
Hook : オーナーばり カルティバ SBL-55M #4