ひとつの出逢いを大切に。

2022年5月末日。
今期の黒部川サクラマス遊漁が終わりました。
合計出漁日数は26日、シーズン通して魚体を目視出来たバイト数は6回、その中でキャッチ出来た魚は1尾。
終わってみるとかなり厳しいシーズンでした。

鱒釣りはどんな河川でも難しく厳しい過程を経て1尾に辿り着く。タイミングよく簡単に釣れてしまう事も確かにあるが多くのバイトは得られない。
最上流に車を止めて最下流まで歩いて探した多くのピンスポット。そんな幅1mにも満たないピンスポットが厳しい状況の中、バイトを引き出してくれた。
4月中旬なんとか1尾を獲り、次の日、1尾目のポイントから少し上流で2度のバイト、その後は一か月間全く反応を得られなかった。
5月中旬、久しぶりに得た反応、70mmのディープダイバーを手前の緩流帯と反転流、ブレイクが重なり合う僅かなピンスポットを見つけ、縦引きになり過ぎない様に角度を調整してファストリトリーブ、反応した魚は魚体を翻し強烈な首振りでルアーを振り払った。獲りたかった・・・初めて70センチオーバーを意識した魚でした。

最後の1週間は終日ノーバイト、ヤマメが2尾釣れただけで終了です。

黒部川は本当に美しく、出会った地元のエキスパートの方々は寛容で素晴らしい人たちばかりで様々なアドバイスを下さり、今まで経験した事のない体験でした。ほんとに素晴らしく、エキスパートとしての誇りを感じ、又、県外から訪れる遠征組の方々も情熱を持って鱒を追いかけ、律儀に接する人たちばかりでした。
今まで鱒釣りをしてきてこんなに人に感謝の感情が込み上げる場所は他にありませんでした。本当に多くの方々にお世話になった今シーズン、初めての黒部川サクラマスでしたが怪我無く無事終えることが出来ました。地元黒部の方々、遠征組の方々、本当にありがとうございました。黒部川は最高の場所でした。

結果は1尾の釣果で終わってしまいましたが、多くの「人」との出逢いに感謝します。ありがとうございました。
2022黒部川サクラマス完。